メールワイズ

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あぁ、送信ボタンを押す前の平和な日々よ・・・(メール誤送信のこわ~い話)

2013.8.22

こんにちは。

お盆が終わった途端に、涼しくなってきましたね。なのに、まだ汗は止まない代謝全開なやまもとです。

 

少し真夏日の終了を感じるのですが、まだまだ夏は続く!ということで、夏の名物ヒヤッとするお話し「メールにまつわるこわ~い話」の公開です。

 

そもそも、テーマはなんだったけ?という感じもするので、おさらいします。

 

「メールにまつわるこわ~い話」応募のテーマは、以下になります。

 

メールにまつわるこわ~い話のテーマ

募集テーマ

 

応募サイト 結果発表

 

今回は、メールにまつわるこわ~い話の応募で、グランプリ受賞した「ももれおさん」(ニックネーム)の作品をご紹介します。

 

 

あぁ、送信ボタンを押す前の平和な日々よ・・・

もう10年前のこと、当時勤務していた会社のお話しです。

 

とある日、全社員にノートPCが支給されることになりました。

 

当時は、まだ FAX や郵送で書類のやり取りしていた会社だったので、PC の扱いすら慣れていない状態です。そして、インターネット上の情報も少なく、市販の解説書を片手に PC と格闘する姿が当たり前の時代です。

 

メーラーは、一般的なメーラーを使用していましたが、社内外のメールアドレスをアドレス帳に登録するのも一苦労。周りも丸二日かかったり、右往左往していました。

 

紙の書類でやり取りしていたものも、E-mail に添付してやり取りするようになって、
少しずつメールで仕事するよう変化している最中でした。

 

そんな、慣れない PC と悪戦苦闘しているときに事件が起きたのです。

 

 

mail_story_A01

「まいったなー。またこんなメール着た。」

 

 

私は、上司から送られてきたメールを同僚に転送して、上司の愚痴も含めてやり取りしていました。

 

ある日「今度は、こんなメールがきた。●※□#▲~~~(想像にお任せします)」といった感じで愚痴も混ざりつつ同僚に転送したのですが、珍しく返信がありません。

 

すぐに返事がくる同僚なのに、今日は忙しいのかな?と深く考えずに帰宅しました。

夜が明けて、いつも通り会社へ出社すると、一本の電話が掛かってきました。

 

その相手は、なんと本社の社長秘書です。普段、社長秘書から電話なんてないのに、
今日はなぜか本社へ呼び出しを告げられました。

 

何だろうと思いながら本社へ行くと、社長室に通されました。

 

扉を開けて目に入った光景は衝撃でした。そう、社長や役員全員が勢ぞろい!!

 

「あぁ、まさか・・・そんな・・・」

 

同僚の名字は・・柏木(仮名)。社長の名字は・・・柏木(仮名)。(きゃ~~~~)

 

「あぁ・・これはマズイやつだ。アウトだ。」

 

 

mail_story_A02

「やばい・・・」血の気が引いてきた

 

 

昨日転送したメールは同僚ではなく、同じ名字の柏木(仮名)社長に転送していたのです。

 

いつも宛先を入力する時に候補が表示される機能に頼っていました。

 

それが、結果として宛先の確認を怠るようになり、ついに社長へ送っていることすら気付かない始末。

 

逃げ場もなく、弁解の余地もなく、社長室の扉の中へ吸い込まれて行きました。

 

あの日のことは一生忘れません。社長へ送ったことに気づいた瞬間、一気に全身の血の気が引いたのを、今でも昨日のように覚えています。

 

最後はどうなったかというと、役員の前でキツ~イお灸を据えられたのは言うまでもありません。

この事件以来、アドレス帳に名前だけでなく。独自に符号をつけて登録して、
同じ過ちを起こさないように学びました。

 

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以上が、グランプリ作品になります。

 

「ももれおさん」のエピソード壮絶でしたね。

 

本ストーリーの元エピソードを見た時の感想は様々かと思いましたが、

ももれおさんのメンタリティーに関するところが一番でした。

 

<編集部内の記事感想>

・結構、ヘビー級の内容が応募きましたね。

 

・学びは符号なんですね。
 同僚達との転送自体を控えたのではないですね。
 さすがです。(お会いしたことないのに)

 

・トラウマになりそうなのに、符号をつけて継続とはメンタル強いですよ。
 (お会いしたことないのに)

 

by ヘッドライン編集部