メーリングリストは、複数名に対して同じメールを一斉送信できる仕組みのことです。送信相手を1人ずつ選んで送信する同報メールと異なり、特定のアドレス宛にメールを送ると、あらかじめ登録されている宛先すべてにメールを送ることが可能です。ただし、メーリングリストで送信できるのは登録されたアドレスからのみとなります。
同じくメールを一斉送信できる機能にグループメールがあります。こちらは、誰でも事前に登録されたグループメンバー宛にメールを送ることが可能です。また、メーリングリストは送信元が個人のアドレスになりますが、グループメールはグループメールアドレスになるため、返信者を判別できません。
※以下手順・使い方はすべて2025年9月時点のものです

Gmail単体には「メーリングリスト機能」がありません。その代わりに、Google グループ を利用すればメーリングリストを実現できます。
例えば「domain-support@googlegroups.com」のようなアドレスを、Google グループとして作成するとします。グループにメンバーを登録すると、そのアドレスに届いたメールが メンバー全員に転送されるという仕組みです。メンバーは自分の受信トレイから返信することができ、返信内容も全員に共有されます。
それでは、実際にメーリングリストの作成手順を見ていきましょう。
Googleグループを使用するには、事前にGoogleアカウントを作成しておいてください。アカウント作成後、以下手順でGoogleグループにログインします。
Googleグループにログインしたら、以下手順でグループを作成しましょう。

※2025年9月現在
ここで、メンバーの確認や追加、設定などの方法を解説します。
Googleグループでは、現在参加しているメンバーを一覧で表示・確認できます。

※2025年9月現在
Googleグループでは、簡単な操作でメンバーを追加することが可能です。
Googleグループのメンバーには「オーナー」「マネージャー」「メンバー」という3つの役割があり、それぞれ権限などが異なります。

※2025年9月現在

※2025年9月現在
メーリングリストを使ったメールの送信・返信方法について解説します。

※2025年9月現在
メーリングリスト宛てに送信されたメールには、Googleグループの画面から以下の手順で返信できます。それ以外に、各自の使用しているメーラーから返信することも可能です。
なお、メーリングリストでの返信方法は2種類あり、それぞれ以下の違いがありますので注意してください。
全員に返信:メーリングリストのアドレス宛に返信(登録している全員に返信)
投稿者に返信(メーラーでは「返信」):グループメールを送った相手だけに返信
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Gmailのメーリングリストで送ったはずのメールが、相手に届いていないということがあります。慌てないよう、起こり得る原因と対処法を確認しておきましょう。
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Gmailのグループメールでメーリングリスト宛てに送信したメールが届かない場合、以下のような原因が考えられます。対処法と合わせて確認してください。
登録メールアドレスを正しいものに訂正し、改めてメールを送信しましょう。
送信メールが迷惑メールとして判定された場合、そのメールは保存されず保留状態になります。管理者は定期的に確認し、以下手順で必要に応じて再配信しましょう。
※保留メールは再配信のほか削除することも可能です
メールは配信されているものの、受信者側で迷惑メールとして振り分けられてしまっていることがあります。その場合、迷惑メールフォルダを確認してみましょう。事前に配信元となるグループメールアドレスを登録しておくことで、以後は迷惑メールとして振り分けられなくなります。なお、登録手順はメーラーソフトごとに異なりますので、詳細は公式ホームページのQ&A等でご確認ください。
【注意点】Gmailでは自分の受信トレイにはメールが送信されない
Gmailでは自分がメンバーとなっているメーリングリスト宛にメールを送信しても、自分の受信トレイにはメールが届かない仕様になっています。送信内容を確認したい際は、Googleグループの「会話」から閲覧可能です。
メーリングリストに投稿できるユーザーがオーナーマネージャーに限定されているなど、自身に付与されている権限によってメッセージを投稿できない場合があります。こうした問題が発生した場合は、管理者に確認して対処してもらいましょう。
Googleグループを用いた、Gmailのメーリングリスト活用について解説しました。個別に発信先を選ぶことなく事前登録した相手にメールを一斉配信できるのは、手間が少なくとても便利な機能です。しかし一方、迷惑メールフォルダに振り分けられて相手がメールを確認できなかったり、誤ったメールが多数宛に配信されてしまるリスクがあったりと、デメリットもあります。また、配信相手から返信があった場合には、対応ルールを定めておかないと漏れや重複が起こりかねません。メーリングリストを使用するなら事前にルールを取り決め、そうしたトラブルが起こらないよう注意することが大切です。
こうしたデメリットを回避するには、メール共有ツールの活用がおすすめです。メールごとの対応状況や担当者を確認できるので、対応の漏れや二重対応などが避けられるでしょう。さらにメールの誤送信を防ぐ機能が設けられているほか、権限等の設定も細かく行えるためセキュリティ面も安心です。
※Google および Gmail は Google LLCの米国およびその他の国における商標または登録商標であり、この記事は Google に承認されたものでも Google と提携したものでもありません。
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