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【Outlook】1つのメールアドレスを複数人で共有する方法

メール活用
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この記事の内容

    メール共有の仕組みとメリット

    メール共有とは、複数名が同一のメールアドレス(以下、共有メールアドレス)でメールの送受信を行える仕組みで、あらかじめ設定を行った全ての人が受信できます。共有用に各個人のメールアドレスを設定しておけば、共有メールアドレス宛に送られたメールが個人のメールアドレス宛に自動配信されます。また、返信する際は、自動的に発信元が共有メールアドレスとなる仕組みです。

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    1つのメールアドレスに対し複数人で対応することで、以下のメリットがあります。

    • メールの対応漏れ・遅れ・重複対応の防止
    • 業務引継ぎ時の負担軽減
    • テレワークなど、働き方の柔軟性向上
    • メール業務の属人化の解消
    • メール対応の質の向上

    複数人でのメール対応の6つの問題
    複数人でのメール対応の6つの問題

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    Outlookでメールアドレスを複数人で共有する方法

    Outlookでメールを共有する方法は、以下の2種類です。

    1. 共有メールアドレス(info@など)を複数人で共有する(共有メールボックス)
    2. 個人アカウントに複数人でログインする

    ただし、2.の方法はエラー(1台だけ受信できないことがある等)も多く、推奨されておりません。今回は公式の共有方法である、「1.共有アドレスを複数人で共有する方法(共有メールボックス)」について解説します。

    ※OutlookのWindowsアプリを使っての解説になります。Mac版・Web版と少し仕様が異なる場合があります。


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    Outlookで共有メールアドレスを作成・利用するための条件とは

    Outlookのメール共有はOutlookメールアドレス以外でも共有可能で、さらにメール以外のスケジュールやタスクなども共有が可能です。ただし、共有メールアドレスを作成・利用するには、以下のような条件がありますので注意してください。

    【作成】...管理者権限を持つアカウントが必要

    共有メールアドレスは管理者しか作成できません。管理センターにログインした際に「このページへのアクセス許可がないため、この操作を実行できません」というメッセージが表示される場合、そのユーザーは管理者ではないため、管理者に共有メールアドレスの作成を依頼してください。

    【利用】... Exchange Online のライセンスが必要

    共有メールボックス自体にライセンスは不要ですが、共有するユーザーにはExchange Online のライセンスが必要です。Exchange Onlineは、Microsoft365の「Business Basic」「Business Standard」「Business Premium」等に含まれています。また、Exchange Online単体で契約することも可能です。

    ご自身のライセンス内容は、Officeソフト(WordやExcel等)を開き、「ホーム」→「アカウント」で表示される製品情報から確認できます。

    Outlookでのメール共有(共有メールボックス)の設定方法

    Outlookでは、以下の手順でメール共有を設定できます。

    1. 管理者アカウントで管理センターにログイン
    2. 「Teams&グループ」→「共有メールボックス」を選択
    3. 「+共有メールボックスを追加」を選び、共有メールボックスの名前を入力
    4. 「変更の保存」をクリック

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    設定後、共有メールボックスは自動で追加される

    メール共有の設定完了後、ユーザーがOutlookを閉じて再起動すると、共有メールボックスはフォルダーに自動的に表示されます。この動作が数分かかる場合もありますので、自動的に表示されない場合は、手動で追加することも可能です。共有メールボックスが作成されたら、「+メンバーの追加」を選んで、共有するメンバーにチェックを入れて「保存」をクリックすると、メンバーを追加できます。

    Outlook共有メールボックスの注意点

    Outlookの共有メールボックスでは、一人の操作が全体の操作と直結します。例えば、以下のような点について注意してください。

    • 誰かがメールを開封すると、その人だけでなく全員が既読扱いになる
    • 共有メールアドレスで送信したメールは、個人の送信済みアイテムに保存される(保存先は変更可能)
    • 受信した共有メールを削除すると、削除した個人の削除済みアイテムに移動される
    • メールボックスの保存容量が不足すると、メールの受信が拒否される可能性がある

    誰か一人の操作ミスが全体に影響し、対応の抜け漏れに繋がる可能性があります。運用には細心の注意を払うとともに、あらかじめメール対応のルールを設けておく必要があります。

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    共有メールの運用には細心の注意を払って

    Outlookの共有メールは1つのメールアドレスに対して複数人で対応することで、メールの対応漏れを防いだり、属人化を解消することができます。その一方、事前に決めたルールを一人一人がしっかり守らないと、かえって対応の抜け漏れなどのミスが多発する可能性があります。このような状況にならないよう、複数名でメールを共有するのであれば、メール共有システムの導入がおすすめです。

    メールワイズ」は、チームにおけるメール対応を一元管理できます。メールごとの担当者や処理状況を設定でき、誰かがメールを開いても開封にならないので、対応の抜けや漏れを防止できます。また、過去の対応履歴も簡単に確認できたり、メールにコメントを残せたりと、メール対応を効率化させるための様々な機能が備わっています。自社の体制や運用方針を踏まえて、最適なメール共有の方法を選びましょう。

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