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Gmail自動振り分け(ラベル/フィルタ機能)の設定と運用方法

メール活用
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この記事の内容

    Gmailの自動振り分け機能「フィルタ」とは?

    「フィルタ」とは、あらかじめ設定した特定の条件に沿って、受信メールを絞り込める機能を示します。

    Gmailには、メールの自動振り分け機能「フィルタ」が備わっています。Gmailには「フォルダ」がないため、「フォルダ」の代わりに「ラベル」を使用します。また、自動振り分け機能を用いるには、事前に「フィルタ」の作成が必要です。

    Gmailの自動振り分け設定方法

    自動振り分けの設定を行う際の流れは以下の通りです。

    1. 振り分け設定したいメールを開く
    2. 「メールの自動振り分け設定」を選択
    3. フィルタ作成・ラベル作成

    ここでは特定の人から届いたメールを自動振り分けするケースを例に、自動振り分け設定の手順を解説します。

    ※下記の手順は2025年9月時点

    1.振り分け設定をしたいメールを開く

    メールの自動振り分け設定は、メール毎に設定することができます。まずは、振り分けたい相手から届いたメールを開きましょう。

    2.メニューから「メールの自動振り分け設定」を選択

    メールを開いたら、右上にある「︙」をクリックしてください。操作一覧が表示されるので、この中から「メールの自動振り分け設定」を選択します。

    111-3.png

    ※2025年9月現在

    3.条件を入力して「フィルタを作成」をクリック

    フィルタの作成画面が開きます。「From」には自動的に送信元のメールアドレスが表示されるので、念のため確認しましょう。間違いなければ、「フィルタを作成」をクリックしてください。

    なお、送信元以外にも「宛先」「件名」「メール文に含まれる(もしくは含まれない)文字列」、さらにメールのサイズや添付ファイルの有無などでもフィルタを設定できます。

    111-4.png

    ※2025年9月現在

    4.振り分けるラベルを設定して「フィルタを作成」をクリック

    「ラベルを付ける」にチェックを入れて、横の「ラベルを選択」をクリックしましょう。ラベル一覧が表示されるので、振り分けたいラベルを選びます。なお、ラベルは新しく作成することも可能です。その場合はラベル一覧で「新しいラベルを作成」を選んでください。ラベル名を入力して「作成」をクリックすれば、新しいラベルが作成されて振り分け先の対象に設定できます。

    111-5.png

    ※2025年9月現在

    この他にも、例えば以下のようなアクションを自動で行うよう設定することも可能です。目的に応じて使い分けてください。

    • 受信トレイをスキップ(アーカイブする)
    • 既読にする
    • スターを付ける
    • 重要マークを付ける
    • 転送する(転送先のメールアドレス設定が可能)
    • 条件の複数設定
    • 振り分けの複数指定(例:ラベル付与+自動で既読) など

    このような手順で、Gmailではメールの自動振り分けが行えます。難しい操作ではないので、手順を確認しながら設定してみてください

    過去のメールにも自動振り分けを反映させるには?

    新しく作成したフィルタは、既存の受信メールには自動適用されません。ただし、フィルタ作成時に「一致するスレッドにもフィルタを適用」へチェックを入れると、過去メールにもラベルや処理を一括で反映できます。もしもチェックを入れ忘れてしまった場合は、フィルタを削除してもう一度作り直してください。

    Gmailの便利な活用方法と注意点
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    スマホアプリで自動振り分けを行うには?

    Gmailにはスマホアプリもありますが、アプリでは自動振り分けが設定できません。スマホからメールの自動振り分け設定を行いたい場合は、スマホからWeb版を表示して上記と同じ手順で設定してください。

    PC/Web版であれば、設定すると自動的に反映されます。ただし、AIには対応していません。例えば「このメールと同じ送信元メールに○○というラベルをつけて自動振り分けして」とAIに指示しても、「現在フィルタに対応していません」という回答が戻ってきます。

    利用環境

    フィルタ作成・編集

    ラベルへの
    自動振り分け

    備考

    PC(Web版)

    可能

    可能

    Gmail設定から「フィルタとブロック中のアドレス」で設定

    スマホアプリ(iOS/Android)

    不可

    PCで作成済みフィルタが反映される

    新規作成や編集はできないが、振り分け結果は閲覧可能

    ※2025年9月現在

    Gmailの自動振り分けの編集と削除

    一度作った自動振り分け(フィルタ)を変更したい、あるいは削除したい場合は、以下の手順で行います。

    フィルタの編集方法

    一度設定した自動振り分けの設定は、後から編集することが可能です。以下手順で編集画面が開くので、目的に応じて操作してください。

    1. 画面右上の歯車マークをクリックし、「すべての設定を表示」を選ぶ
    2. 「フィルタとブロック中のアドレス」タブを開く
    3. 対象となるフィルタの「編集」をクリック

    111-6.png

    ※2025年9月現在

    フィルタの削除方法

    フィルタ設定は、以下手順で削除(解除)することができます。

    1. 画面右上の歯車マークをクリックし、「すべての設定を表示」を選ぶ
    2. 「フィルタとブロック中のアドレス」タブを開く
    3. 対象となるフィルタの「削除」をクリック

    なお、フィルタを削除してもラベルは消えません。ラベルを削除するには、ラベルを選んで右側にある「︙」をクリックし「ラベルを削除」を選んでください。

    111-7.png

    ※2025年9月現在

    活用事例

    自動振り分け機能の上手な活用方法として、以下に事例をご紹介します。

    • 特定の顧客からのメールを「顧客名」ラベルへ
    • 社内からのメールをチームや部署別に「チーム/部署名」ラベルへ
    • Slackなどの通知メールを自動で「既読」に
    • 添付あり&件名に「請求書」を含むメールを「経理」ラベルへ
    • 上司Aさんからのメールに「重要マーク」を自動付与

    フィルタは、最大1,000件まで作成できます。ただし、条件設定による「誤振り分け」やアーカイブ設定によるメールの見逃しなどが起きないよう、十分に確認しましょう。また、フィルタが増え過ぎると管理が煩雑化し、後から確認や編集が難しくなります。なお、スパム判定されたメールにはフィルタが適用されないので注意してください。

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    自動振り分け機能を使ってメール管理を上手に

    ビジネスからプライベートまで、連絡手段として多く用いられるメール。大量のメールが受信フォルダに集まると、確認漏れなどが起こりかねません。そのため、Gmailの自動振り分け機能がとても便利です。メール管理が容易になり、業務効率の向上にも繋がるでしょう。

    とはいえ無料のGmailでは、セキュリティ面などビジネス利用に不安があるかもしれません。メールワイズには同様の自動振り分け機能があるだけでなく、過去の対応履歴を一覧で確認したり、メールごとにコメントを残せるので、メールの管理を円滑化することができます。メール対応に課題を抱えている方は、ぜひ一度お試しください。



    ※Google および Gmail は Google LLCの米国およびその他の国における商標または登録商標であり、この記事は Google に承認されたものでも Google と提携したものでもありません。

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