インサイドセールスでのメール営業の成果を左右するポイントは、メールを書く前にあります。
この3点を念頭に置いて全体のルールを設計してから、メール対応を行います。それぞれ詳しく見ていきましょう。
インサイドセールスは、いわば営業(フィールドセールス)への橋渡し役です。マーケティング活動で得た見込み顧客を選別、メールなどでフォローしながら案件化し、営業に引き継ぐのが主な役割となります。受注に繋げるため、見込み顧客の特徴、マーケティング部門から営業へと引き渡すまでの間に行った対応や注意点などを把握しておく必要があります。インサイドセールスの役割や活用方法については以下をご覧ください。
セグメントとは、属性や状態などによって見込み顧客を分類することを指します。具体的には、地域や商材、契約までの進捗状況などです。該当するセグメントの「利用メリットに対する理解度」「ニーズの確認」と「課題解決の緊急度」を上げることで、問い合わせに繋がります。
KPIとは「Key Performance Indicator(重要業績評価指標)」の略で、この指標を用いて多くの企業が目標への進捗管理をしています。メールによるインサイドセールスの場合、よく使われる指標は以下のとおりです。
・メール送信数
・到達率(相手のメールサーバーに届いたメールの割合。受信ボックス+迷惑メール)
・開封率
・クリック率(メール内のURLがクリック・タップ数÷配信成功数)
・反応率(メール内のURLがクリック・タップ数÷開封数)
・商談化数(見込み顧客の案件化数)
特に開封率・反応率・クリック率は、メールの内容によって大きく変動します。見込み顧客にメールを開封し読んでもらい、ネクストアクションにつなげてもらうにはどのような情報が有益か、その点をチームとしてどれだけ丁寧に追っていけるかが重要です。
メルマガなどの一斉送信メールも、個別メールも、成果に繋げるためには以下のような点を改善しましょう。
到達率を上げるには、メールを送った際に、エラーで送信できなかったメールアドレスをリストから削除しましょう。エラー数が多いと、送信相手側のメールシステムが迷惑メールと判断する可能性が上がりかねません。
件名は約20文字までとし、なるべく前半で「顧客が開封すべき理由」が伝わるようにします。特別感や具体性を演出するために、期間限定や数値などを活用するのも良いでしょう。
メールは営業時間内に送りましょう。早朝や深夜に送るのは、マナーを疑われます。見込み顧客によって、リアクションが良かった曜日や時間帯は異なりますので、過去の履歴を見て送るタイミングを選びましょう。
この資料では、これらのことを紹介しています。
・営業で重要なメールマナーのポイント
・営業でよく使う挨拶・結び・フレーズ集
・シーン別のメール文例と解説
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複数人にメールを一斉送信している場合も、本文の宛名や担当者名が個人名になるように設定しましょう。自分宛てのメールであれば、内容を確認してもらいやすくなります。
「なぜ」あなた(メール受信者)に、「このタイミング」で「何を」送ったのか、発注すると「どんな」メリットがあるかを端的に記載すると反応率・クリック率が上がります。あくまでも見込み顧客目線で内容を構成し、メリットを簡潔にわかりやすくまとめるようにしましょう。
情報不足による無駄なメールのやり取りが発生しないよう、リンクやファイル添付を活用しましょう。商談の機会を獲得できるよう、会うべき理由も明確にしておきます。相手がネクストアクションを取りやすくなるように、面談予約システムなどの利用も取り入れると良いでしょう。
反応率・クリック率を高めるには、視覚的なわかりやすさが重要です。改行や箇条書きを使いましょう。HTMLメールの場合、問い合わせやサンプル申込ボタンを設置するとよりわかりやすくなります。
見込み顧客に問い合わせてもらうには、以下の度合いを上げる必要があります。
・利用メリットの理解度
・課題解決の緊急度
見込み顧客にとってのメリットが提示されているか、顧客の立場に立って、今一度メールを読み返してみましょう。なお、メール共有・管理システムである「メールワイズ」を使うと、アドレス帳のカスタマイズ機能でメール配信する顧客をきめ細かく絞り込みできるのはもちろん、文字列(予約語)を挿入することで、その顧客に合った情報(会社名や個人名など)を入れることができます。
顧客の情報がすぐにわからない、メール・電話・訪問の履歴がバラバラに管理…顧客情報を有効活用するには?
メールは、「件名」「宛名」「挨拶」「名乗り」「要旨」「詳細」「結びの挨拶」「署名」から構成されます。
受信ボックスの中に自分からのメールが埋もれてしまわないよう、件名はメリットが伝わる簡潔さを大切にしましょう。宛名には相手の個人名を忘れずに記載します。冒頭挨拶では、「展示会でブースに立ち寄っていただいた」など、自社との関係を示すことが重要です。
要旨で、メールを送った理由を端的に伝えます。続く詳細で、「なぜ」あなた(メール受信者)に、「このタイミング」で「何を」送ったのか、発注すると「どんな」メリットがあるのかを明記しましょう。次に進みたい場合に備えて、本文詳細の末尾でネクストアクションを示しておくと、顧客をスムーズに誘導できます。
件名:
「(製品名)」資料ご請求のお礼本文:
××株式会社
□□部
△△様株式会社■■の▲▲と申します。
先日は、弊社製品「(製品名)」の資料をご請求いただき誠にありがとうございました。
ご希望の資料をメールにて送付させていただきました。
こちらの製品の概要は~~でございます。
特徴は、~~となっております。製品紹介の動画もご用意しておりますので、
お時間のあるときにご覧いただけますと幸いです。
https://www.******.co.jp/***/***/ご不明な点やご質問がございましたら、本メールにご返信いただけますと幸いです。
詳しくご説明させていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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署名
件名:
新商品(商品名)の導入効果説明会のご案内本文:
××株式会社
□□部
△△様初めてメールをお送りいたします。
株式会社■■の▲▲と申します。貴社のホームページを拝見して、メールを送らせていただきました。
弊社はこの度、○月○日(○)に新商品「(商品名)」を発売いたします。
発売に先駆け、説明会を開催することになりましたので、ご案内差し上げました。弊社は(商品名2)などの商品を中心に製造・販売を行っているメーカーです。
特に(商品名2)は30~40代のファミリー層にご好評をいただいております。
(商品名2)の価格を抑えた上で同等の品質とデザイン性の向上を実現した「(商品名)」が、
貴社のお客様に喜んでいただけるのではないかと考え、ご連絡させていただきました。つきましては、以下のとおり説明会を行いますので、ご案内いたします。
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日時:○月○日(○)13:30~15:00
場所:株式会社■■(弊社)2階 大会議室
※オンライン参加も可能です(別途ご案内いたします)
内容:添付資料「新製品『(商品名)』の説明会について」をご確認くださいご参加の可否について:○月○日(○)12:00までにご返信ください
本件問い合わせ先:株式会社■■ 担当▲▲(03-****-****)
------------------------------ご多用の折恐れ入りますが、ご検討の程よろしくお願い申し上げます。
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署名
件名:
ご面会のお願い【(製品名) 期間限定サービスのご案内】本文:
××株式会社
□□部
△△様お世話になっております。
株式会社■■の▲▲でございます。先日は弊社製品「(製品名)」の資料をお申込みいただき、誠にありがとうございました。
この度、「(製品名)」では、期間限定で無料でオプションが付いてくるプランなどもご用意しております。より詳細な説明をご希望でしたら、
弊社の技術担当とともにお伺いし、ご説明させていただきます。
貴社の課題解決やご要望に添うプランをご提案させていただけませんでしょうか。
お時間は1時間ほどです。今月でしたら、以下の日程で伺うことが可能です。
--------------------
■候補日時
・○月○日(○)○○:○○~○○:○○
・○月○日(○)○○:○○~○○:○○
・○月○日(○)○○:○○~○○:○○
--------------------△△様のご都合をお聞かせいただけると幸いです。
お忙しいところ誠に恐縮ですが、ご検討の程よろしくお願いいたします。
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署名
件名:
(セミナー名)ご参加のお礼とアンケートご協力のお願い本文:
××株式会社
□□部
△△様お世話になっております。
株式会社■■の▲▲です。先日は、弊社主催の「(セミナー名)」にご参加いただき、誠にありがとうございました。
セミナーにつきまして、行き届かない点もあったかと存じますが、
△△様の課題解決のお役に立てれば幸いです。
ご不明な点や質問がございましたら、ご遠慮なくお知らせください。また、参加者の皆様にアンケートのご協力をお願いしております。
お忙しいところ恐縮ですが、
〇月〇日までにご回答くださいますよう、お願いいたします。----------
「(セミナー名)」参加者アンケート
所要時間:3分程度
URL:https://www.******.co.jp/***/***/
----------弊社では、定期的に各種ビジネスセミナーを開催しております。
次回は、○月○日に「(セミナー名2)」についてのセミナーがございます。
ご興味がございましたら、ぜひご参加くださいませ。開催予定セミナー一覧
https://www.******.co.jp/***/***/今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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署名
件名:
(製品名)展示会ご来場のお礼本文:
××株式会社
□□部
△△様平素より大変お世話になっております。
株式会社■■の▲▲です。先日はお忙しい中、「(製品名)展示会」にて
弊社ブースにお立ち寄りいただき誠にありがとうございました。ブースでは、△△様に(製品名)の3プランの違いについて
弊社●●がご説明させていただきましたが、ご参考になりましたでしょうか。限られた時間でしたので、当日のご説明には至らぬ点もあったかと存じます。
そこで、3プランの特徴と機能比較をまとめた資料をご用意いたしました。
添付資料をご一読いただけますと幸いです。ご不明な点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問合せください。
弊社担当者がご訪問の上、あらためて詳しくご説明させていただくことも可能です。
訪問をご希望の場合、下記よりご連絡をお願いいたします。ご予約受付
URL:https://www.******.co.jp/***/***/改めまして、(製品名)展示会へのご来場ありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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署名
インサイドセールスで成果を上げようとする際、メールの活用は重要な役割を果たします。メール共有・管理システムを活用すると、インサイドセールスチーム内での連携はもちろん、マーケティングや営業との連携もスムーズに運ぶでしょう。例えばメール共有・管理システム「メールワイズ」を使うと、以下のようなことが可能です。
インサイドセールスチームとして成果を出すには、情報共有や業務の連携をスムーズにする適切なツールを導入しましょう。
「メールワイズ」には、チームでのメール対応の課題を解決できる機能があります。
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